沖縄での日々
何回か記事で触れていますが、私は去年の7月まで沖縄で暮らしていました。
暮らしていた期間は1年弱と短いものでしたが、本当にいろんな経験をさせてもらった期間でした。
最初は沖縄に移住するつもりで引っ越ししました。
仕事に追われすぎて疲れきってしまっていたし、何より管理栄養士免許を取得したい思いが強かったから。
予想外に恋愛が絡んできてしまって、沖縄に引っ越すこと自体に迷いが生じていたのも事実ですが、以前記事に書いたように目的と意志をもって引っ越しを決めたので引っ越しを中止する選択はできませんでした。
引っ越ししてしばらくは恋愛でいろいろ問題があったので、そのことで頭がいっぱいで他のことはしっかり考えることができませんでした。
勉強ももちろん手につきません。
一人の時間が1日のほとんどを占めていたので、その時間全て恋愛のことを考えていたように思います。
その恋愛も終わりがきて、味わったことのない苦しい思いを経験しました。
失恋直後から管理栄養士の国家試験勉強に本格的に打ち込み始めましたが、その期間に感じていた「孤独感」は凄まじいものでした。(失恋の痛みもあり、本当に辛い時期でした。)
沖縄には長年お付き合いしていた元恋人と元恋人のお母さんしか知り合いはおらず、いくら近くに住んでいるとはいえ毎日会うわけでもない。
そして、失業手当で生活していたので、誰にも会わずに一日が終わるなんてことがざらにありました。
そんな生活をしていると、一人でいることがとても怖く寂しくて、孤独が私自身を襲ってくる・・そんな感覚でした。
毎日朝から晩までLINEをやりとりしてくれる親友と友人にどれだけ心救われたか。
失業手当の認定日で人に会うことがどんなに嬉しかったことか。
たまに買い物に出かけて人の気配を感じることがどんなに安心したか。
元恋人がどこか出かけるのに連れて行ってくれることが、気にかけてくれることがどんなに幸せか。
人と関わらないことがこんなにも孤独で、こんなにも自分自身を追いやるなんて想像もしてなかった。
物理的に孤独というのは、本当にとてつもなく辛いです。
閉塞感がとてつもない。
でも、孤独を感じることができたからこそ、人との関わりの大切であったり、孤独に身を置くことがどれほど危険なことか身をもって知ることができました。
孤独を知ったからこそ、父が今感じているであろう孤独を理解することができるし、だからこそ寄り添うことができると感じています。
「孤独は人を弱くして狂わせる」
親友が教えてくれたことですが、本当にこの言葉の通りです。
人は孤独でいてはいけない。
孤独感を感じるようになってから、勉強する場所を近所の図書館にしてみました。
毎日人の気配を感じられる安心感があり、勉強のスピードもアップしました。
それでも家に帰ると孤独感が襲ってきていましたが、その時間が勉強している間は感じることがなかったので、図書館で毎日勉強してよかったと感じています。
図書館の閉館日は一日家での勉強になるので、孤独感が襲ってきて思ったより勉強が進まなかったな。
そんな毎日を続けているうちに試験2ヶ月前に風邪で一週間ほど寝込むことになり、勉強できない日々がありました。
寝込むと余計に孤独が襲ってきて辛かった。
試験一ヶ月前は図書館で風邪をうつされても困るので、家で勉強することに決めました。
この時期になると試験のことで頭がいっぱいなのもあってか、家で勉強していても孤独感に襲われることはなかったです。
今でもあの時の孤独を思うと怖いです。
でも、なんでもそうですが始まりがあれば終わりがある。
孤独にも終わりがあり、現に私は地元にいて孤独を感じずに日々を過ごしています。
自分が祈り続けて行動を起こすことで、自分がそうしたいと思うことに近づくことができる。
自分自身に挑戦を続けることで、いろんなことを乗り越えていけると思います。